「Vantage Wipe Trading、本当に週利15%なんて増えるのかな」——そう思ってこのページに来た人もいると思う。 SNSや検索で見かけた海外の投資サイトで、投資すれば週利または月利で7〜15%のリターンが得られる、と案内されている。 ただ、タダシはこの案件を「詐欺だ」と決めつけるつもりはない。 わかった事実だけを淡々と整理する。 憶測や決めつけは書かない。 暗号資産で入金する前に、あなた自身の目で確かめておきたい点を、この記事でひとつずつ並べていく。

この記事の要点

投資額に応じて週利7〜15%、月利15%のリターンを掲げる海外の投資サイト「Vantage Wipe Trading」について、運営会社の情報開示や紹介報酬制度、金融庁の無登録業者リストとの照合結果を公開情報から中立的に整理します。

この記事の目次
  1. 結論:Vantage Wipe Tradingに入金する前に、タダシが確認したこと
  2. Vantage Wipe Tradingとは?「週利15%」の投資プランを確かめる
  3. 運営会社の情報を確かめる——住所は「Suit pagla road」、電話は番号なし
  4. 紹介報酬制度(20%・3階層)を確かめる——収益の原資はどこにあるか
  5. 金融庁の無登録業者リストと照合する
  6. 独自整理:「①発信の中身 ②勧誘導線 ③運営会社の情報開示」の3つで見る
  7. 判断するときに押さえたいこと
  8. 出典・参考情報

結論:Vantage Wipe Tradingに入金する前に、タダシが確認したこと

結論を急ぐ前に、ひとつだけ確かめておきたい。 Vantage Wipe Trading(vantagewipe.trade)は、投資額に応じて週利7〜15%、月利15%というリターンを掲げる海外の投資サイトだ。

タダシが公開情報を確認した範囲では、運営会社の実在を裏付ける情報は見当たらなかった。 会社概要ページに書かれた住所は「3015 Suit pagla road, Singapore」で、電話番号の欄には「Toll Free No」とだけ書かれ、実際の番号は記載されていない。 特定商取引法に基づく表記も確認できなかった。

警察庁の統計によると、SNS型投資詐欺のうち暗号資産を送らせる手口は前年から急増しているという。 詐欺だと決めつけるつもりはない。 ただ、暗号資産で入金する前に、ここから先の確認ポイントを一緒に見ていきたい。

Vantage Wipe Tradingとは?「週利15%」の投資プランを確かめる

Vantage Wipe Tradingは、トップページで「Maximize Your Profits with Trust Exchange Capital(信頼できる取引所の資本で利益を最大化)」とうたう、英語表記のみの投資サイトだ。

投資プランのページには、「Precision Entry Plan」「Momentum Mastery Plan」「Titan Trading Roadmap」「Prime Profit Blueprint」という4種類のプランが並び、最低1,000ドルから最大100万ドルまでの投資枠に対して、週利または月利で7.00%〜15.00%のリターンが約束されている。

月利15%は、単純に12か月分を積み上げただけでも年利180%を超える水準になる。 この数字を裏付ける運用実績や第三者機関による検証結果は、タダシが確認した範囲では見当たらなかった。

  • 「週利15%」「月利15%」という数字を裏付ける運用実績が公開されているか確認したか
  • 最低投資額1,000ドル・最大100万ドルという枠を、入金前に自分の目で確認したか
Vantage Wipe Tradingの投資プランページ
Vantage Wipe Tradingの投資プランページ。週利・月利で7.00%〜15.00%のリターンをうたう。(画像:vantagewipe.trade「Investment Plan」ページより、2026年9月7日確認)

運営会社の情報を確かめる——住所は「Suit pagla road」、電話は番号なし

問い合わせページには、Office Address「3015 Suit pagla road, Singapore」、Email Address「info@vantagewipe.trade」、Phone Number欄には「Toll Free No」とだけ記載されている。

実際の電話番号は記載がなく、住所も一般的なシンガポールの住所表記とは異なる書き方だった。 タダシが確認した範囲では、運営会社の法人名・登記情報・代表者名は、サイト内のどこにも見当たらなかった。

国税庁の法人番号公表サイトは日本国内法人が対象のため、海外拠点を名乗るこの案件の実在確認には使えない。 運営実態を自分で裏付けられない案件に、まとまったお金を入れることになる、という点だけは確認しておきたい。

  • 運営会社の法人名・登記情報・代表者名がサイト内で確認できるか
  • 電話番号が実際に架電できる番号として記載されているか
Vantage Wipe Tradingの問い合わせページ
Vantage Wipe Tradingの問い合わせページ。住所は「3015 Suit pagla road, Singapore」、電話番号欄は「Toll Free No」とだけ記載され実際の番号はない。(画像:vantagewipe.trade「Contact Us」ページより、2026年9月7日確認)

紹介報酬制度(20%・3階層)を確かめる——収益の原資はどこにあるか

About(会社概要)ページには、「Registered user 20k」「Total Investment 46m」という実績数字と、3階層構成の紹介報酬(Referral Commission)制度が案内されている。

紹介報酬は各階層で0.5%〜0.9%、直接紹介では20%と案内されており、新規の登録者を集めるほど既存ユーザーの収入が増える設計になっている。

こうした「投資収益+紹介報酬」を組み合わせた仕組みは、消費者庁が特定商取引法ガイドで説明する連鎖販売取引の「金品配当組織」型に近い構造だと、タダシは感じた。 消費者庁は連鎖販売取引について「組織参加者の収入は後順位者の支出によってのみ賄われ、組織外からの収入がないため終局において必然的に破綻する性格のもの」と説明している。 消費者庁「特定商取引法ガイド-連鎖販売取引」

この案件が法律上の無限連鎖講に該当するかどうかは、タダシには判断できない。 ただ、「投資すれば増える」という説明の裏に、後から入った人のお金が回っている可能性がある、という視点は持っておきたい。

Vantage Wipe TradingのAboutページ
Vantage Wipe TradingのAboutページ。「Registered user 20k」「Total Investment 46m」という実績数字と、3階層の紹介報酬制度が案内されている。(画像:vantagewipe.trade「About」ページより、2026年9月7日確認)

金融庁の無登録業者リストと照合する

金融庁は「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について」というページで、警告書を出した業者の名称を公表している。 タダシがこのリストを確認した範囲では、「Vantage Wipe Trading」という名称そのものの掲載は見当たらなかった。

ただし、似た名前の「Vantage Trading Ltd.」「Vantage Global Limited」といった別の業者は、このリストに掲載されている。 名前が似ているだけで同一の会社だと決めつけることはできないし、タダシもそう扱わない。 あくまで別の法人として扱う必要がある。

そして金融庁は、リストに掲載されていない業者について「掲載されていない者でも、無登録営業に該当する行為を行っていることがあり得ますのでご注意ください」とも説明している。 掲載がないことは、安全の証明にはならない。 日本国内の居住者に投資を勧誘する場合、金融商品取引法上は登録を受けた業者でなければ営業できない、という原則も合わせて確認しておきたい。 金融庁「無登録の海外所在業者による勧誘にご注意ください」

  • 案件名を自分でも金融庁の無登録業者リストで検索したか
  • 似た名前の別会社と混同していないか
  • 「リストに載っていない=安全」と早合点していないか
金融庁の無登録業者の名称公表ページ
金融庁は、無登録で金融商品取引業を行うとして警告書を出した業者の名称を公表している。(出典:金融庁「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について」)

独自整理:「①発信の中身 ②勧誘導線 ③運営会社の情報開示」の3つで見る

答えはたぶん、すでに公開情報の中にある。 ここまで確認したことを、3つの切り口に整理しておきたい。

①発信の中身——週利7〜15%、月利15%という高いリターンを掲げているが、その数字を裏付ける運用実績や第三者検証は確認できなかった。

②勧誘導線——3階層・最大20%の紹介報酬制度があり、新規登録者を増やすほど既存ユーザーの収入が増える設計になっている。

③運営会社の情報開示——法人名・登記情報・代表者名・実際に架電できる電話番号のいずれも、タダシが確認した範囲ではサイト内に見当たらなかった。 特定商取引法に基づく表記も確認できない。

似たような投資プランと規制機関表示のかたちを持つ案件については、CORE MARKETS(coremarkets.net)の確認ポイントでも整理している。 出金トラブル全般の確認手順は、業者選びの出金トラブルを確かめる記事も参考にしてほしい。

この3つのうち、ひとつでも「確認できない」が残っているなら、入金の前にもう一度立ち止まってみてほしい。

判断するときに押さえたいこと

Vantage Wipe Trading(vantagewipe.trade)は、投資額に応じて週利7〜15%、月利15%というリターンを掲げる海外の投資サイトだった。 タダシが確認した範囲では、この利回りを裏付ける運用実績や第三者検証は見当たらず、運営会社の法人名・登記情報・実際に架電できる電話番号も確認できなかった。 3階層・最大20%の紹介報酬制度は、消費者庁が説明する連鎖販売取引の「金品配当組織」型に近い構造で、新規登録者の入金が既存ユーザーの収入の原資になっている可能性がある。 金融庁の無登録業者リストに「Vantage Wipe Trading」という名称そのものの掲載は見当たらなかったが、掲載がないことは安全の証明にはならない。 詐欺だと決めつけることも、安全だと言い切ることもタダシにはできない。 ただ、暗号資産を送る前に、ここまでのチェック項目をあなた自身の手で埋めてみてほしい。 最終的に判断するのは、あなた自身。 ただ、その判断材料を増やすお手伝いだけは、タダシがします。

申し込む前の確認リスト
  • 「週利15%」「月利15%」という数字を、実際の運用実績と照らして確認したか
  • 紹介報酬制度が新規登録者からの入金で回っている可能性を理解したか
  • 運営会社の法人名・登記情報・実際の電話番号を、自分でもサイト内で確認したか
  • 金融庁の無登録業者リストに載っていないことは「安全」の証明ではないと理解したか
  • 暗号資産での入金を、家族や第三者に相談せず自分だけで決めていないか
運営者 タダシ株選びナビ 運営者
タダシ
編集者から、読むときのひとこと

情報をひとつに絞らず、運営情報・料金・条件をそれぞれ確かめてみてください。判断に迷う点があれば、一緒に整理します。

出典・参考情報