SNS広告やまとめサイト経由で「Ronevaki(ロネバキ)」という仮想通貨ソフトを目にして、「怪しい」「安全なのか」と検索してこのページにたどり着いた人もいると思う。 先に言っておくと、タダシはこの案件を詐欺だと決めつけるつもりはない。 ただ、氏名や電話番号を入力する前に、広告で確認できる事実と確認できないことを切り分けておきたい。 本調査時点では、Ronevakiの運営会社名・所在地・収益の仕組みを、タダシは一次資料で確認できなかった。 だから今日確かめるのは「絶対に詐欺かどうか」ではなく、お金や個人情報を渡す前に、誰でも辿れる公開情報で何が裏付けられるか、ということだ。 判断はあなたに返す。
「毎日13万円から32万円が稼げる」「成功率98.9%」とうたう仮想通貨の自動売買ソフト『Ronevaki(ロネバキ)』。 広告ページとされる画面から読み取れる事実と、本調査時点で確認できなかったことを分け、登録や入金の前にあなた自身で確かめられるポイントを、金融庁などの公開情報をもとに整理した。
この記事の目次
結論:詐欺と断定はできない。ただ「運営元が見えない」点は確かめたい
先に結論から言う。 Ronevakiについて、現時点で「詐欺だ」「違法だ」と断定できる公開情報は、タダシが確認した範囲では見つからなかった。 同時に、「安全だ」と裏づける一次情報も見つからなかった。
気になるのは、運営会社名・所在地・連絡先・収益の仕組みといった、判断の土台になる情報が登録前に見えない点だ。 一方で広告ページとされる画面では「毎日13万〜32万円」「成功率98.9%」といった景気のいい数字だけが前に出ている。
このページでは、広告から確認できた事実と、本調査時点で確認できなかったこと(運営実態・収益の裏付け)を、はっきり分けて整理していく。 最終的な判断は、最後まであなたに返す。
Ronevakiはどう宣伝されているか——入口は登録フォーム
Ronevaki(ロネバキ)は、SNSの広告やまとめサイト・比較サイトを入口に紹介されている、仮想通貨の自動売買ソフトとされている。 広告ページとされる画面では「世界で最もインテリジェントな仮想通貨ソフトウェアで毎日135,000円から325,000円を稼ごう」といった見出しとともに、氏名・メールアドレス・電話番号を入力する登録フォームが置かれているとされる。
そのうえで「残り座席数」のカウントダウンが表示され、登録を急がせる作りになっていると指摘されている。 「今だけ」「あと何席」といった演出は、冷静に考える時間を奪う典型的な手口だ。 急かされていると感じたら、いったん立ち止まりたい。
本記事の執筆時点で、タダシはRonevakiの運営会社名・所在地・具体的な収益の仕組みを一次資料で確認できていない。 まずは「誰が運営しているのか」「何をするソフトなのか」「手数料や初期費用はいくらか」が登録前に明示されているかを確かめることが、最初の一歩になる。
- 「毎日◯万円」「残り座席数」など、登録を急がせる演出に乗っていないか立ち止まる
- 運営会社名・所在地・連絡先が登録前に開示されているかを確認する
- ソフトの仕組み・初期費用・手数料が説明されているかを確認する
①「毎日◯万円・高収益」という表示をどう見るか
広告ページとされる画面には「メンバーの獲得金額は¥6,437,796で、1時間あたり最大¥31,820」といった具体的な金額や、利用者の収益とされる数字が並んでいるとされる。 こうした数字は読む人に「自分も同じように稼げる」と感じさせるが、第三者が再現できることを示す根拠ではない。
そもそも投資には価格変動などのリスクが必ず伴い、短時間で確実に高額が得られる仕組みは一般には存在しない。 金融庁は「『上場確実ですので、必ず儲かります!元本も保証します!』……これらは、入金・送金後に連絡が取れなくなるなど詐欺的商法の可能性が高いため、取引を見合わせることをおすすめします」と注意を呼びかけている。
消費者庁も「儲け話をすすめられたら、まずは疑いましょう」「投資資金の振込先に個人名義の口座を指定された場合、それは詐欺です」と明記している。 表示された金額の大きさではなく、その根拠が確認できるかどうかで見ておきたい。
- 表示された収益額に再現性の根拠(取引履歴・第三者の検証)があるか確認する
- 「必ず儲かる」「元本保証」は法令上できない約束だと思い出す
- 振込先に個人名義の口座を指定されたら入金しない

②「成功率98.9%」「ゼロリスク」という表現の注意点
広告ページとされる画面では「完全に自動化されたパフォーマンス」「ゼロリスク、即時報酬」「プライベートグループのすべてのメンバーに98.9%の成功率を提供します」といった表現も確認されているとされる。 「ゼロリスク」「成功率98.9%」のように損失の可能性をほとんど感じさせない言い回しは、投資の前提であるリスクの存在を覆い隠してしまう点に注意したい。
ここで知っておきたいのが、無登録業者(金融庁に登録せず金融商品を扱う業者)との取引リスクだ。 金融庁は無登録業者について「投資者等の保護のための態勢が確保されているか当局では確認できず、登録を受けている業者と同等の態勢が整っていない可能性が高い」と説明している。
高い成功率や安全性をうたう一方で、運営者や登録の有無が確認できない場合、トラブルが起きても保護や返金を受けられないおそれがある。 数字の印象だけで判断せず、裏付けと運営実態を確認しておきたい。
- 「ゼロリスク」「絶対安全」など損失の可能性を否定する表現を疑う
- 高い成功率の根拠(運用実績・第三者監査)が示されているか確認する
- トラブル時の問い合わせ先・返金条件が明示されているか確認する

③ 著名人や有名企業の名前が使われている場合
Ronevakiの広告とされる画面では、著名人や有名企業の名前・コメントとされるものが、投資を勧める文脈で掲載されているとされる。 ここは特に冷静に見ておきたいところだ。
金融庁は「それ詐欺です!SNS上の投資勧誘にご注意ください!」のなかで、誘導先のアカウント名に「著名人の名称や画像が使われている」こと、「虚偽の成功談をもとに投資話を持ち掛ける」ことを、詐欺的勧誘の特徴として挙げている。 国民生活センターも「被害回復は困難!SNS上で著名人を名乗る投資話の勧誘に注意」として呼びかけている。
著名人や有名企業が実名で特定の投資商品を保証・推奨することは、通常は考えにくい。 名前や写真が使われていること自体は、信頼の根拠にはならない。 むしろ、なりすまし広告でよく使われる手口として警戒する材料だと思う。
- 著名人・有名企業の名前や写真は無断使用(なりすまし)の可能性を疑う
- 「政府公認」「金融庁の免許がある」などの表示を鵜呑みにしない
- 公式発表やニュースで本人・企業が関与しているか裏を取る

④ 暗号資産の自動売買をうたう勧誘で確認すること
Ronevakiは仮想通貨(暗号資産)の自動売買をうたっている。 金融庁は「『自動売買ソフトを使えば、なにもしなくても儲かる』などと言って、FX・バイナリーオプション・暗号資産等への投資を一方的に勧めてくるケースが以前より発生しています」と注意喚起し、「実際に取引する(契約する)前に、取引する業者が登録を受けているか確認しましょう」と呼びかけている。
国内で暗号資産と法定通貨の交換サービスを行うには、暗号資産交換業(国内で暗号資産の売買・交換を業として行うための金融庁登録)が必要で、金融庁は「利用する際は登録を受けた事業者か確認してください」と案内している。 登録業者かどうかは、金融庁サイトの一覧や検索機能で誰でも確認できる。
あわせて、無登録で金融商品取引業を行う業者についても金融庁が名称を公表している。 ただし同庁は「掲載されていない者でも、無登録営業に該当する行為を行っていることがあり得ますのでご注意ください」としている。 リストに載っていないことは、安全の証明にはならない。
- 取引前に運営業者が金融庁の登録を受けているかを一覧・検索で確認する
- 暗号資産交換業の登録の有無を確認する
- 無登録業者リストに『載っていない=安全』ではないことを理解する

独自整理:SNS発の投資トラブルが急増している背景
Ronevaki単体の善し悪しとは別に、SNS広告を入口にした投資勧誘がどれだけ増えているかを、数字で押さえておきたい。
警察庁の暫定値によると、令和7年(2025年)のSNS型投資詐欺の認知件数は9,538件(前年比+48.7%)、被害額は1,274.7億円(前年比+46.3%)にのぼる。 SNS型ロマンス詐欺も認知件数5,604件・被害額552.2億円と高い水準が続いている(いずれも暫定値)。
Ronevakiのように「短時間で高収益」「自動で稼げる」とSNS広告でうたう案件は、こうした被害が急増している類型と入口が共通している。 判断に迷うときは、登録・入金の前に立ち止まり、消費者ホットライン(188)や最寄りの消費生活センター、金融庁の相談窓口に相談してみよう。
- SNS広告発の『もうけ話』は被害が急増していると公的統計が示している
- 少しでも不安があれば入金・送金の前に第三者に相談する
- 消費者ホットライン(188)や金融庁の相談窓口を活用する

判断するときに押さえたいこと
Ronevaki(ロネバキ)について、公開情報を見るかぎり「詐欺だと断定できる公的証拠」も「安全だと裏づける一次情報」も、本調査時点では確認できなかった、というのが正直なところだ。 一方で、広告ページとされる画面の「毎日13万〜32万円」「成功率98.9%」「ゼロリスク」といった表現や、登録を急がせる『残り座席数』の演出、著名人の名前とされるものの利用は、金融庁や国民生活センターが注意を呼びかける投資勧誘の特徴と重なっている。 短時間で確実に高額が得られる投資は、一般には存在しない。 登録や入金の前に、運営会社の実在と金融庁の登録の有無を必ず確かめ、このチェック項目を一つずつ照らし合わせてみてほしい。 ✓が埋まらない欄が多いほど、立ち止まる理由は増えていく。 最終的に判断するのは、あなた自身。 ただ、その判断材料を増やすお手伝いだけは、タダシがします。
- 運営会社名・所在地・連絡先が登録前に開示されているかを確認したか
- 取引する業者が金融庁の登録(暗号資産交換業など)を受けているか一覧・検索で確認したか
- 「毎日◯万円」「成功率98.9%」「ゼロリスク」などの表示に再現性の根拠があるか確認したか
- 著名人・有名企業の名前や写真が無断使用(なりすまし)でないか公式情報で裏を取ったか
- 振込先が個人名義の口座になっていないか、返金・解約条件が明記されているかを確認したか
- 「残り座席数」などの急かす演出に乗らず、いったん立ち止まって考えられているか

タダシ
情報をひとつに絞らず、運営情報・料金・条件をそれぞれ確かめてみてください。判断に迷う点があれば、一緒に整理します。