「AIで自動収益を作れる」——そう聞いて、心が動いた人もいると思う。 その案内を無料のLINE登録で受け取った直後、「これって大丈夫かな」と手が止まったなら、その“なんとなく不安”は、たいてい正しい。 ここでは、わかった事実だけを淡々と整理する。 ネット上の伝聞と、タダシが公開情報で確認できた事実は、はっきり分けて書く。 止めもしないし、押しもしない。 ただ、LINE登録する前に一緒に確かめておきたいことがある。 本記事は、プロジェクトライフハック・伊藤桃氏を詐欺と断定するものではない。
「AIで自動収益を作れる」と謳うLINE登録型の副業案件「プロジェクトライフハック」について、特定商取引法に基づく表記の有無や金融庁の無登録業者リストとの照合を、タダシが公開情報だけで中立的に確認する。
この記事の目次
「プロジェクトライフハック」とは何か——広告の言葉を整理する
「プロジェクトライフハック」は、伊藤桃氏がナビゲーターとして紹介する、AIを使った副業案件だ。 広告では「AI活用で日常から自動収益を作り出す」というキャッチコピーが使われている。
「1日5分の作業」「知識・才能不要」「スマホ1台で完結」——広告に並ぶ言葉は、副業に不慣れな人ほど惹かれやすい構成になっている。 「期間限定」「LINE限定」「無料配信」という3つのバッジも、申し込みを急がせる方向に働きやすい。
ただし、肝心の「AIがどうやって利益を生み出すのか」という具体的な仕組みについては、タダシが確認した広告・公式LPの範囲では説明が見当たらなかった。
なお、この記事はプロジェクトライフハック・伊藤桃氏を違法・詐欺と断定するものではない。 タダシが確認できた事実と、確認できなかったことを分けて、淡々と整理していく。
LINE登録後に何が起きたか——伝聞として整理する
この案件を検証した他サイトの記事によると、実際に公式LINEへ登録して確認した結果、AI副業の具体的なノウハウが語られることはなかったという。
そのうえで最終的に、「合同会社アテナ」という会社が運営する「健康長寿法」という、AIとは無関係な案件へ登録を促されたと報じられている。
この情報は、タダシが独自にLINE登録して確認したものではなく、あくまで他サイトの検証記事による伝聞だ。 事実かどうか、タダシの手では裏付けが取れていない。 ここははっきり分けて書いておく。
国民生活センターは、SNSをきっかけとした投資トラブルの相談件数が急増していると発表している。 2021年度は52件だったが、2023年度には1,629件まで増えたという。
仮にこの伝聞が事実だとすれば、「AI副業」という入口で集客し、無関係な別案件へ誘導する構成は、消費者庁が過去に注意喚起した構図と重なる部分がある。
消費者庁は2025年6月、「簡単な副業をうたい高額なサポートプランを契約させる事業者に関する注意喚起」を公表した。 SNS広告の「アンケート副業」をきっかけにLINE登録させ、当初の案内と異なる高額サポートプラン契約に誘導した事業者への注意喚起だ。
こうした手法は「オプトインアフィリエイト」(見込み客を無料登録などで集め、本来案内したい別の商品・サービスへ後から誘導する手法のこと)と呼ばれることがある。 消費者庁の注意喚起でこの言葉自体は使われていないが、入口と出口が異なるという構造は共通している。
同じように「無料の入口からLINE登録へ」という流れを持つ案件は他にもある。 例えばORION(丸乗りAI術)やAAA(AI AGENT ACADEMY)でも、同じ構図を整理した。

運営会社の情報は確認できるか——特定商取引法に基づく表記を確認する
通信販売を行う事業者には、特定商取引法に基づき、事業者の氏名(名称)・住所・電話番号などを広告に表示する義務がある。
消費者庁「特定商取引法ガイド|通信販売広告について」でも、「氏名(名称)、住所及び電話番号を表示する必要があります」と説明されている。
参考にした検証記事によれば、プロジェクトライフハックの公式サイトでは、この特定商取引法に基づく表記が確認できない、または著しく不足しているとされている。
運営会社の所在地や電話番号、責任者の氏名が分からない状態だという。 この点についても、タダシが独自に公式サイトへアクセスして裏を取れたわけではない。
ただ、仮にこの指摘が事実なら、運営者情報の開示は事業者の基本的な説明責任であり、万一のトラブル時に連絡が取れない状態だと、相談・返金の手続きも難しくなる。
LINE登録後に案内されたとされる「合同会社アテナ」についても確認しておきたい。 経済産業省が運営する法人情報データベース「gBizINFO」で検索すると、同じ商号の法人が3件見つかる。
所在地は千葉県船橋市、三重県員弁郡、大阪府大阪市の3か所だ。 ただし、いずれも事業内容欄が空欄で、この案件との関連を示す情報は見当たらなかった。
合同会社アテナという名称の法人は複数実在するが、本件の「健康長寿法」を運営する主体として公的データベース上で特定・裏付けることはできなかった。
特定の実在法人をこの案件と結びつけて断定することは、タダシの手ではできない。

金融庁の無登録業者リストを確認する
タダシが金融庁「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について」を確認したところ、「プロジェクトライフハック」「伊藤桃」「合同会社アテナ」のいずれの名称も見当たらなかった。
このリストは、無登録のまま金融商品取引業(投資助言・代理業や投資運用業など)を行っているとして、金融庁・財務局が警告書を発出した業者だけが載る一覧だ。
金融庁自身も「掲載されていない者でも、無登録営業に該当する行為を行っていることがあり得ますのでご注意ください」と注記している。
「リストに名前がない」と聞くと安心してしまいがちだ。 でも、それは「警告を受けていないから」であって、「登録済み・お墨付き」という意味ではない。 ここは混同しないようにしたい。
そもそも「AIにおまかせで自動収益を作る」という内容が、法律上の投資助言業や金融商品取引に該当する行為なのかどうかも、タダシが確認できた公開情報だけでは判断できなかった。

申し込む前のチェックリスト——タダシと一緒に確かめる
ここまで、広告の言葉と実際の仕組みの説明の有無、LINE登録後に起きたとされること、特定商取引法に基づく表記の有無、金融庁の無登録業者リストとの照合——このあたりを、順番に公開情報で確かめてきた。
無料の入口から始まる副業案件全般の見分け方は、投資セミナー・スクールに申し込む前に確かめたいことは?公開情報での見分け方にも整理している。
空欄が多いほど、立ち止まって考える理由は増えていく。 全部埋まって納得できたなら、それはあなた自身が確認したうえで進む、ということだ。
どちらの結果でも、タダシから急かすつもりはない。 判断のペースは、あなたに任せたい。
判断するときに押さえたいこと
ここまでで、確認できた事実を整理しておく。 プロジェクトライフハックの広告には「AIで自動収益を作る」という言葉が並ぶが、AIがどう利益を生み出すのかという具体的な仕組みは、タダシが確認した範囲では説明が見当たらなかった。 LINE登録後に「合同会社アテナ」が運営する無関係な案件へ誘導されたという情報は、他サイトの検証記事による伝聞であり、タダシが独自に裏を取れたものではない。 ただし、仮に事実だとすれば、消費者庁が2025年6月に注意喚起した「SNS広告→LINE登録→別案件への誘導」という構図と重なる部分がある。 経済産業省gBizINFOで「合同会社アテナ」を検索すると、同じ商号の法人が3件見つかったが、いずれもこの案件との関連を裏付ける情報はなかった。 特定の実在法人をこの案件と結びつけて断定することは、タダシの手ではできない。 金融庁の無登録業者リストに、プロジェクトライフハック・伊藤桃氏・合同会社アテナの名前は見当たらなかった。 とはいえ、これは「警告書が出ていない」というだけで、「登録済み・お墨付き」を意味しない。 タダシは、プロジェクトライフハック・伊藤桃氏を詐欺だと決めつけるつもりはない。 ただ、LINE登録する前に、この記事のチェックリストは自分の手で埋めてみてほしい。 広告の説明、特定商取引法表記の有無、金融庁の登録有無——ここまで見てきたことは、あなた自身でも確認できる。 それでも「この案内、大丈夫かな」と迷ったら、案内文やLINEのやり取りのスクリーンショットを送ってほしい。 確認しておきたいポイントを一緒に整理する。 最終的に判断するのは、あなた自身。 ただ、その判断材料を増やすお手伝いだけは、タダシがします。
- 「AIがどうやって利益を生み出すのか」という具体的な仕組みが、広告・公式サイトで説明されているか確認したか
- LINE登録の先で案内される内容が、最初に説明された「AI副業」と一致しているか、自分の目で確認したか
- 運営会社の名称・住所・電話番号など、特定商取引法に基づく表記が明記されているか確認したか
- 金融庁の無登録業者リストを確認したうえで、そもそも金融商品取引に該当する案件なのかも確認したか(「掲載なし」は警告未発出なだけの場合もある)
- 契約や送金を考える前に、消費者ホットライン188へ相談する選択肢を検討したか

タダシ
情報をひとつに絞らず、運営情報・料金・条件をそれぞれ確かめてみてください。判断に迷う点があれば、一緒に整理します。