止めもしないし、押しもしない。 ただ、申し込む前に一緒に確かめておきたいことがある。 競艇予想サイト『ネオンウェーブ』は、公式サイトで「次世代AI競艇予想 - データと直感を科学する。」とうたい、AIによる的中率・勝率のデータを並べている。 この見た目の精緻さと、有料プランの中身が公開情報でどこまで説明が通るか——それをタダシと一緒に確認したい。 本記事は特定の案件や運営者を違法・詐欺と断定するものではなく、課金前に公開情報で一緒に見ておきたいポイントを並べるものだ。

この記事の要点

次世代AI競艇予想「データと直感を科学する」とうたい、AIによる的中率・勝率のデータを表示する競艇予想サイト『ネオンウェーブ』について、有料プランの料金体系と特定商取引法の表記を、モーターボート競走法・JRA・消費者庁などの公開情報と突き合わせて確認する。

この記事の目次
  1. 「データと直感を科学する」というキャッチコピーをどう読むか
  2. 有料プランは『資産構築』『コロガシ投資』と呼ばれている
  3. 特定商取引法の表記で、確認できたこと・できなかったこと
  4. 運営期間はどれくらいか、自分でも確認してみた
  5. 『絶対』『AIが解析』という言葉づかいに、公的機関はどう注意しているか
  6. 同じ『型』の予想サイトと比べても、確認ポイントは変わらない
  7. 公開情報でわかること・わからないこと
  8. 迷ったら、確認ポイントを一緒に整理する
  9. 判断するときに押さえたいこと
  10. 出典・参考情報

「データと直感を科学する」というキャッチコピーをどう読むか

ネオンウェーブの公式サイトを開くと、まず目に入るのが「次世代AI競艇予想 - データと直感を科学する。」という一文だ。 その下には「BOAT-1」から「BOAT-6」まで、ST(スタートタイミング)・HIT(的中率)・WIN(勝率)と見慣れた数値がグラフつきで並んでいる(ネオンウェーブ公式サイトより/2026年9月6日確認)。

ページの下の方には「185+ アクティブユーザー」「3.8s AI解析速度」という数字も掲げられている。 見た目は株のトレーディング画面のように精緻で、思わず「ちゃんと分析しているんだ」と感じてしまいそうになる。

ただ、確かめたいのは「数字が並んでいるかどうか」ではなく、「その数字がどこから来て、誰が検証できるのか」だ。 消費者庁は、実際のものより著しく優良だと示す表示を「優良誤認表示」として禁止し、事業者に表示の裏付けとなる合理的な根拠の提出を求められる、と説明している(消費者庁「優良誤認とは」)。 HIT・WINのパーセンテージが何レース分の集計なのか、この根拠を公開情報から確認することはできなかった。

有料プランは『資産構築』『コロガシ投資』と呼ばれている

LINE友だち追加(1万円分ポイントプレゼント付き)で無料登録したあと案内されるのが、「PLAN SHOP」と名付けられた有料プランの一覧だ。 FREE(0pt)の無料予想に続き、WHITE・WHITE DAY・WHITE NIGHT(各100pt)、BLUE(250pt)、SILVER(300pt)、AURORA(500pt)、EMERALD(600pt)と並ぶ(ネオンウェーブ公式サイトより/2026年9月6日確認)。 1pt=100円なので、価格帯は1万円から6万円にわたる。

気になるのは言葉づかいだ。 SILVERは「目標金額30万円を徹底追求」、EMERALDは「目標金額60万円を徹底追求」、AURORAは「夕〜夜間特化型の堅実なコロガシ投資」と説明されている。 「コロガシ」「資産構築」「運用」——これは投資でよく使われる言葉であって、予想が外れれば元手を失う公営競技の説明としては見慣れない言葉づかいだ。

さらにページの下部には「※各チケットは購入後24時間有効です。 投資は自己責任でお願いします。」という注記がある。 運営者自身が「投資」という言葉を使っているうえに、有効期限はわずか24時間しかない。 じっくり検討する時間を与えない設計になっている点は、申し込む前に気づいておきたい。

ネオンウェーブ公式サイトの有料プラン一覧(PLAN SHOP)。1万円〜6万円の価格帯で目標金額が示されている
有料プランは1pt=100円のポイント制で、1万円〜6万円の価格帯に「目標金額◯万円を徹底追求」といった説明が付く。(画像:ネオンウェーブ公式サイトのスクリーンショットより/2026年9月6日確認)

特定商取引法の表記で、確認できたこと・できなかったこと

特定商取引法に基づく表記(COMMERCIAL DISCLOSURE)を確認すると、販売事業者は「NEON WAVE運営事務局」とだけ記載され、その下に「※販売事業者名については『お問い合わせ』にてご請求いただければ遅滞なく開示いたします」という注記がある(ネオンウェーブ公式サイト「特定商取引法に基づく表記」/2026年9月6日確認)。 法人・個人事業の正式名称は、通常の閲覧では公開されていない

電話番号の欄も同様で、「※ご請求いただければ遅滞なく開示いたします」とだけ書かれている。 運営・販売責任者として「代表 田中 誠」という個人名と、東京都渋谷区千駄ヶ谷5-27-5 16Fという所在地は明記されているが、連絡先として機能する電話番号は、通常は表示されていない

返金についての記載も見ておきたい。 「WEBコンテンツというサービスの性質上、原則として一度お振り込み頂いた料金等は、ご利用又はサービス開始後、いかなる場合があろうと返金は受け付けておりません」と明記されている。 プランを購入する前に、この一文だけは自分の目で確認しておきたい

ネオンウェーブ公式サイトの特定商取引法に基づく表記ページ。販売事業者名・電話番号が開示請求制と記載されている
特定商取引法に基づく表記では、販売事業者名・電話番号はいずれも「ご請求いただければ開示」という扱いで、返金は「いかなる場合があろうと」受け付けないと明記されている。(画像:ネオンウェーブ公式サイトのスクリーンショットより/2026年9月6日確認)

運営期間はどれくらいか、自分でも確認してみた

特定商取引法の表記だけでは運営年数はわからない。 そこでタダシは、ドメイン情報を管理するWHOISで「neon-wave.net」を自分で調べてみた。

結果、ドメインの取得日は2025年12月2日、登録期間は1年間だった(WHOIS情報/2026年9月6日確認)。 つまり、このサイトが今の形で運営されているのは、確認できる範囲で1年に満たないということになる。

運営期間が短いこと自体は違法でも珍しいことでもない。 ただ、「アクティブユーザー185+」「AI解析速度3.8秒」といった数字の裏付けが薄い一方で、運営の歴史も浅いとなると、判断材料として積み上がった実績はまだ少ない、ということは押さえておきたい。

『絶対』『AIが解析』という言葉づかいに、公的機関はどう注意しているか

ネオンウェーブそのものを名指しした公的機関の文書は、タダシが確認した範囲では見当たらなかった。 ただ、隣接する分野である競馬の予想・情報提供業者については、日本中央競馬会(JRA)が注意喚起を出しており、「『絶対に当たる』との広告・宣伝・勧誘を行い、次々に高額な情報料を請求する」業者の被害ケースを公表している(JRA「悪質な予想・情報提供業者の被害ケース」)。 これは競馬についての注意喚起であり、競艇の予想サイトを名指ししたものではない。

また、競艇(モーターボート競走)は、モーターボート競走法にもとづく公営競技であり、ギャンブル等依存症対策基本法は「ギャンブル等」を「法律の定めるところにより行われる公営競技、ぱちんこ屋に係る遊技その他の射幸行為」と定義している(同法第2条)。 法律上、競艇は投資ではなくギャンブルに分類される

対象は投資商品だが、金融庁も「オイシイ投資話にご注意」というリーフレットで、「投資に『絶対』はありません」「必ず儲かる」「勝率●%」といった誘い文句への注意を呼びかけている(金融庁「“オイシイ投資話”にご注意!!!!」)。 これもネオンウェーブを名指ししたものではないが、ジャンルは違っても、断定的な数字や『絶対』という言葉が前面に出ているときは、いったん立ち止まる——という習慣はまたいで使えると思う。 競艇・競馬の予想サイトへの課金を投資のつもりで検討している場合の確認ポイントは、「絶対当たる」競艇・競馬の予想サイトに“投資”していい?にもまとめている。

JRAが公表する悪質な予想・情報提供業者の被害ケース一覧ページ
日本中央競馬会(JRA)は「絶対に当たる」などとうたう悪質な予想・情報提供業者の被害ケースを公表している(対象は競馬)。(出典:JRA「悪質な予想・情報提供業者の被害ケース」)

同じ『型』の予想サイトと比べても、確認ポイントは変わらない

AIや関係者情報を根拠に「知っていれば負けない」と案内する予想サイトは、ネオンウェーブに限った話ではない。 競艇予想サイト『ボートキング』についても、「知っていれば絶対に負けない情報」という言葉づかいと特定商取引法の表記を確認したことがある。 詳しくは競艇予想サイト『ボートキング』に課金する前に確認したいことにまとめた。

「賞金ランキング」のように詳しく作り込まれた記事や画面と、サイトの信頼性は別問題だという整理は、「賞金ランキングまで作り込まれているから信頼できる」は本当?にもまとめている。 予想サイトに限らず、怪しい案件に共通する見分け方は怪しい案件に共通する7つの見分け方を読んでおくと、次に似た案件に出会ったときも自分で確認できると思う。

公開情報でわかること・わからないこと

わかった事実だけを淡々と整理する。 憶測や決めつけは書かない。

ネオンウェーブは公式サイトでAI解析による的中率・勝率の数値を掲げ、有料プランを「資産構築」「コロガシ投資」と呼んでいる。 特定商取引法の表記では、販売事業者名・電話番号がいずれも通常は非公開で、返金はいかなる場合も受け付けないと明記されている。 WHOISで確認したドメイン取得日は2025年12月2日で、運営期間は1年に満たない。 一方で、特定の運営者を違法・詐欺と断定できる公的な根拠を、タダシは確認できていない。

  • 確認できた:AI解析速度・アクティブユーザー数などの数値の算出根拠・第三者検証は、公開情報からは確認できなかった
  • 確認できた:有料プランは1万円〜6万円で「資産構築」「コロガシ投資」と案内され、チケット有効期限は24時間
  • 確認できた:特定商取引法の表記で、販売事業者名・電話番号は通常非公開(開示請求制)、返金は一切不可と明記
  • 確認できた:ドメイン取得日は2025年12月2日で、運営期間は1年に満たない(WHOISで確認)
  • 確認できなかった:運営法人の正式名称・実在性、掲載されている的中率・実績の第三者的な裏付け

迷ったら、確認ポイントを一緒に整理する

ここまで読んで、まだ迷いが残っているかもしれない。 それでいい。 焦ってLINE登録したり、ポイントを購入したりする必要はない。

もし「このネオンウェーブというサイト、申し込んで大丈夫かな」と思ったら、サイト名・URL・プラン画面のスクショをLINEで投げてほしい。 運営者情報や特定商取引法の表記、返金条件、「AI解析」という言葉の中身を一緒に確認して、見ておきたいポイントを整理する。 相談は無料だ。

最終的に判断するのは、あなた自身。 ただ、その判断材料を増やすお手伝いだけは、タダシがします。

判断するときに押さえたいこと

止めもしないし、押しもしない。 ただ、ネオンウェーブは「データと直感を科学する」とうたいながら、AI解析速度や的中率の算出根拠を確認できる形では示していない。 有料プランは1万円〜6万円を「資産構築」「コロガシ投資」と呼び、チケットの有効期限は24時間しかない。 特定商取引法の表記では、販売事業者名・電話番号は通常非公開で、返金は一切受け付けないと明記されている。 特定の運営者を違法・詐欺と断定できる公的な証拠は、タダシが確認した範囲では見当たらなかった。 数字の精緻さより先に、その裏付けと支払い条件を確かめておきたい。 お金の使い方に不安があるときは消費者ホットライン「188」に、のめり込みが心配なときは自治体の精神保健福祉センターにも相談できる。

申し込む前の確認リスト
  • 「AI解析速度」「的中率」などの数値に、検証可能な裏付けがあるかを確認したか
  • 有料プランの説明に「資産構築」「コロガシ投資」など、投資を連想させる言葉が使われていないか
  • 特定商取引法の表記で、販売事業者名・電話番号・返金条件が通常閲覧で確認できるかを読んだか
  • 「絶対」「AIが解析」という言葉が出てきた時点で、一度申し込みを止めて確認する習慣があるか
運営者 タダシ株選びナビ 運営者
タダシ
編集者から、読むときのひとこと

情報をひとつに絞らず、運営情報・料金・条件をそれぞれ確かめてみてください。判断に迷う点があれば、一緒に整理します。

出典・参考情報