「この副業、本当に申し込んで大丈夫かな……」 SNS広告やLINE登録をきっかけにそう感じて、「株式会社LION」「辻一拓」と検索し、ここにたどり着いたのだと思う。 まず落ち着いて読んでほしい。 先に大事なことを言っておく。 タダシが公開情報を調べた範囲では、「株式会社LION」が運営するとされる副業サイトを『詐欺だ』『違法だ』と断定できる材料は見当たらなかった。 ただ同時に、運営元として示されている法人の登記の実在まで、公的な記録ではっきり確認できたわけでもない。 ここは正直に書いておく。 だから、このページで一緒に確かめたいのは「詐欺かどうか」ではない。 SNSやLINEで案内される副業サイトを、申し込む前に自分で確かめる手順だ。 国民生活センターは「簡単に・スキマ時間に稼げる」とうたう副業や情報商材のトラブルが数多く寄せられていると注意を呼びかけている。 宣伝されている内容(伝聞)と、公開情報で確認できる事実を分けて、順番に見ていこう。 判断は、最後まであなたに返す。
「株式会社LION(辻一拓)が運営するとされる副業サイトは怪しい?」とSNS広告やLINE登録をきっかけに不安になった人へ。 タダシが公開情報を調べた範囲では、これを『詐欺』と断定できる材料は見当たらなかった。 一方で、運営元の登記の実在も公的記録で確認しきれていない。 だからこそ、申し込む前に自分で確かめたい確認ポイントがある。 法人の実在・特定商取引法の表記・クーリングオフのルールを、公開情報だけで一緒に整理する。
この記事の目次
結論:『詐欺』とは断定できない。ただ、申し込む前に確かめたい点がある
結論から言う。 「株式会社LION」が運営するとされる副業サイトについて、タダシが公開情報を調べた範囲では、『詐欺』『違法』と断定できる材料は見つからなかった。 同時に、安心していいと言い切れる材料もそろってはいない。
正直に書くと、運営元として示されている「株式会社LION(辻一拓・東京都豊島区巣鴨)」という名称・所在地に紐づく登記や行政処分の記録を、タダシは公的な一次情報では確定できなかった。 確認できなかったことを、確認できたかのようには書かない。
だからこの記事は、この案件を叩くためのものではない。 確かめたいのは別のことだ。 SNS広告やLINE登録で興味を持ったあと、そこから案内される副業プランに申し込む前に、自分で何を確認しておけばいいか——その手順である。 ここから先は、①運営元は実在するか、②特商法の表記はどうか、③この手の副業/情報商材のトラブル傾向、④契約前の解約ルールと相談先——の順に、公開情報で整理していく。 順番に確かめていこう。
「簡単に・スキマ時間に高額収入」という副業のトラブルは今も多い
まず、この案件固有の話ではなく、「簡単に稼げる」とうたう副業・情報商材全般に共通する注意点から整理しておく。 ここは公的な統計で確認できる事実だ。
国民生活センターによると、情報商材(副業の手法やノウハウを高額で売るもの)に関する相談は、PIO-NETへの登録ベースで2022年度に約7,000件にのぼり、2023年度6,256件、2024年度4,118件と、依然として高い水準が続いている。 同センターは2024年9月にも「スキマ時間に気軽に稼げる等とうたう副業トラブル」として、SNSをきっかけにした相談が目立つと注意を呼びかけている。
もう一度言うが、これは「株式会社LIONの副業が詐欺だ」という話ではない。 「スキマ時間・誰でも・簡単に高額収入」という売り文句は、トラブル相談が多い領域と重なる——だから、うたい文句のインパクトではなく、契約条件と自分の状況で冷静に判断したい、ということだ。 広告の数字(『月◯万円』)は発信者側の主張であって、あなたが同じ成果を出せる保証ではない。

運営元は実在するか——法人番号で確かめる
副業の案件を確かめるとき、タダシが最初にやるのは「運営元の会社が本当に存在するか」を公的な記録で見ることだ。 これは誰でも無料でできる。
国税庁の法人番号公表サイトは、法人番号の指定を受けた法人の「商号又は名称」「本店又は主たる事務所の所在地」「法人番号」という基本3情報を公表している。 だから、案内された副業サイトの特商法表記に書かれた会社名・所在地を、このサイトで検索して照合すれば、その会社が登記上ほんとうに実在するかを自分で確かめられる。
ひとつ、正直に書いておく。 今回「株式会社LION」「東京都豊島区巣鴨」という情報でタダシが確認した範囲では、この名称・所在地に一致する登記をはっきり特定できなかった。 会社名が一般的で同名法人が多い場合や、表記と登記がずれている場合もあるので、これだけで良し悪しは判断できない。 ただ、申し込む前に、表記された会社名・所在地が法人番号公表サイトで実在として確認できるかは、自分の目で照らし合わせておきたい。 代表者名は法人番号公表サイトには載らない仕組みなので、登記上の代表者まで確かめたいなら法務局の登記事項証明書が一次情報になる。
- 国税庁 法人番号公表サイト——会社名や所在地で実在・登記情報を無料で確認できる
- 特商法表記の会社名・所在地と、法人番号公表サイトの登記が一致するかを自分で照合する
- 実在の確認はあくまで『最低限の足元チェック』。実在=成果が出る・安全、という意味ではない

特定商取引法の表記を確認する——事業者名・所在地・連絡先・返金条件
ネットで副業の教材やプランを売る場合、事業者には特定商取引法に基づく表記を載せる義務がある。 消費者庁の特商法ガイドは、通信販売の広告に「事業者の氏名(名称)、住所、電話番号など」を表示しなければならないと解説している。 法人なら名称・住所・電話番号の表示が必要だ。
だから、案内された副業サイトに特商法表記があるか・中身がそろっているかは、申し込み前のいちばん基本的な確認ポイントになる。 販売事業者名(会社名)、運営責任者名、所在地、電話番号、メールアドレス、そして返金・解約に関する記載——これらが全部そろっているかを、自分の目で見ておきたい。
そのうえで、中身も確かめたい。 返金・キャンセルの条件(「お客様都合では返金できない」といった条件になっていないか)、連絡先がフリーメールだけになっていないか、そして何より入口のあとに案内される高額プランの総額と解約条件が、契約前に書面でわかるか。 特商法は誇大広告も禁止している(第12条)ので、「必ず稼げる」「誰でも月◯万円」といった断定的な表現が前面に出ていないかも、あわせて見ておきたい。

高額プランの前に——クーリング・オフ・中途解約・相談先を知っておく
もし高額の副業プランやコンサルの契約に進む(あるいはもう契約してしまった)場合に、知っておきたい制度を整理する。 お金の話なので、ここだけは落ち着いて読んでほしい。
契約には、あとから解除できる仕組みが用意されている場合がある。 消費者庁のガイドによれば、特定継続的役務提供にあたる契約なら、法律で決められた書面を受け取った日から8日以内のクーリング・オフや、期間経過後の中途解約が認められている。 ただし、副業コンサルや情報商材がこの『特定継続的役務提供』(語学教室・学習塾など法律で定められた役務)に必ずあたるとは限らず、個別の判断になる。 自分のケースで使えるかは消費生活センターに確認するのが確実だ。
お金を払う前、そして払ってしまって不安なときは、ひとりで抱え込まないでほしい。 消費者ホットライン「188(いやや)」に電話すれば、身近な消費生活センターにつながる(通話料はかかる)。 契約書・特商法表記・勧誘のやり取りのスクショを手元に残しておくと、相談がスムーズになる。 詐欺の疑いが強いと感じるなら、警察相談専用電話「#9110」も使える。 タダシのところに案件名やスクショを送ってくれれば、確認しておきたいポイントを一緒に整理することもできる。

副業から投資勧誘に発展したら——金融庁の登録を確かめる
もうひとつ、頭の片隅に置いておきたい点がある。 副業として始めたつもりが、途中から「もっと稼げる」と投資や暗号資産の勧誘へ発展するケースだ。 ここは「株式会社LIONがそうだ」という話ではなく、一般的な注意点として書いておく。
金融庁は、日本で株取引・FX・暗号資産取引などの金融商品取引業を行うには登録が必要で、「日本で登録を受けずに金融商品取引業を行うことは違法です」と明記している。 つまり、副業の先で投資の勧誘を受けたら、その業者が金融庁の登録を受けているかを確かめるのが第一歩になる。
登録の有無は、金融庁の免許・許可・登録等を受けている事業者一覧で誰でも調べられる。 ただし金融庁自身が「登録業者の名を騙る無登録業者もある」と注意しているので、広告に書かれた番号を鵜呑みにせず、一覧側から会社名・所在地・連絡先が一致するかを照らし合わせるのが大事だ。 一致しない、そもそも見つからない、連絡先が個人名義やフリーメールだけ——こうした点が重なるほど、立ち止まる理由は増えていく。
判断するときに押さえたいこと
「株式会社LION」が運営するとされる副業サイトについて、タダシが公開情報を調べた範囲では、『詐欺』と断定できる材料は見つからなかった。 同時に、運営元の登記の実在も公的記録ではっきりとは確認できなかった。 わかったことも、わからなかったことも、そのまま書いておく。 そのうえで、確かめておきたいのは「詐欺かどうか」ではなく「自分が払うお金の相手と契約条件を、申し込む前に十分わかっているか」だ。 会社の実在・特商法表記・総額・解約条件があいまいなまま話が進んでいるなら、一度立ち止まっていい。 ここまでのチェック項目を、あなた自身の手で埋めてみてほしい。 ✓が埋まらない欄が多いほど、立ち止まる理由は増えていく。 答えはたぶん、すでに公開情報の中にある。 タダシと一緒に探してみよう。 そして——最終的に判断するのは、あなた自身。 ただ、その判断材料を増やすお手伝いだけは、タダシがします。
- 案内された副業サイトの特商法表記にある会社名・所在地を、国税庁の法人番号公表サイトで検索し、登記上の実在を確認したか
- 特商法表記に、事業者名・所在地・電話番号・返金/解約条件がすべてそろっているか自分の目で確かめたか
- 入口の低額講座のあとに案内される高額プランの『総額』と『解約・返金条件』を、契約前に書面で確認できたか
- 「必ず稼げる」「誰でも月◯万円」といった断定的・誇大な表現に判断を急がされていないか
- 副業の先で投資・暗号資産の勧誘を受けていないか。受けたなら、その業者が金融庁の登録業者一覧に載っているか確認したか
- クーリング・オフや中途解約が使えるか、迷ったら消費者ホットライン188に相談できると知っているか
出典・参考情報
- 国民生活センター「情報商材(各種相談の件数や傾向)」(2025年5月31日更新) ↗
- 国民生活センター「スキマ時間に気軽に稼げる等とうたう副業トラブル!」(2024年9月4日公表) ↗
- 消費者庁 特定商取引法ガイド「通信販売広告について」(第11条 表示義務/第12条 誇大広告等の禁止) ↗
- e-Gov法令検索「特定商取引に関する法律」 ↗
- 消費者庁 特定商取引法ガイド「特定継続的役務提供」(クーリング・オフ/中途解約) ↗
- 国税庁「法人番号公表サイト(このサイトについて)」 ↗
- 消費者庁「消費者ホットライン(188)」 ↗
- 金融庁「無登録業者との取引は要注意!!」 ↗
- 金融庁「免許・許可・登録等を受けている事業者一覧」 ↗

タダシ
情報をひとつに絞らず、運営情報・料金・条件をそれぞれ確かめてみてください。判断に迷う点があれば、一緒に整理します。