「シンハピネスサロン、フィアナって人が勧めてるけど本当に大丈夫かな」——そう思ってこのページに来た人もいると思う。 SNSで見かけた動画では、参加者全員に毎月10万円の安定収入、年収1000万円のステージへ、とうたっている。 ただ、タダシはこの案件を「詐欺だ」と決めつけるつもりはない。 わかった事実だけを淡々と整理する。 憶測や決めつけは書かない。 運営会社であるPL Maria合同会社は、2024年8月に社名と所在地を同時に変更した記録が、国税庁の法人番号公表サイトに残っている。 お金を入れる前に、あなた自身の目で確かめておきたい点を、この記事でひとつずつ並べていく。

この記事の要点

投資系インフルエンサー「フィアナ」が運営する高額サロン「シンハピネスサロン」「シンニホン再生プロジェクト」について、運営会社PL Maria合同会社の法人登記情報・料金・返金条件を、タダシが公開情報から中立的に整理します。

この記事の目次
  1. 結論:シンハピネスサロンに申し込む前に、タダシが確認したこと
  2. フィアナの「シンニホン再生プロジェクト」「シンハピネスサロン」とは
  3. 提供されている自動売買EA「ハピネスシリーズ」のラインナップ
  4. 運営会社PL Maria合同会社を法人番号で確かめる
  5. 料金は10万円〜100万円までのコース制
  6. 返金条件を確認する
  7. 独自整理:投資系サロン・自動売買ツールを確認する3つの切り口
  8. まとめ:3つに分けて見る
  9. 判断するときに押さえたいこと
  10. 出典・参考情報

結論:シンハピネスサロンに申し込む前に、タダシが確認したこと

結論を急ぐ前に、ひとつだけ確かめておきたい。 タダシが公開情報を確認した範囲では、シンハピネスサロンの運営会社PL Maria合同会社は、2024年8月13日に社名と所在地を同時に変更した記録が、国税庁の法人番号公表サイトに残っている。 変更前の商号は「all one's life合同会社」だった。

サロンの参加費用は10万円から100万円までの複数コースが用意されている。 特定商取引法の表記を見ると、返金の対象は「自動売買ソフトのシステム不良」があった場合に限られ、投資した金額そのものは返金対象外と明記されている。

詐欺だと決めつけるつもりはない。 ただ、「毎月10万円の安定収入」「年収1000万円のステージへ」という案内に気持ちが動く前に、ここから先の確認ポイントを一緒に見ていきたい。

シンニホン再生プロジェクトの広告ページ。参加者全員に毎月10万円の安定収入、年収1000万円のステージへと案内している
フィアナの「シンニホン再生プロジェクト」広告ページより。参加者全員に毎月10万円の安定収入をうたっている。(画像:シンニホン再生プロジェクト広告ページより)

フィアナの「シンニホン再生プロジェクト」「シンハピネスサロン」とは

案内ページによると、「シンニホン再生プロジェクト」は動画配信を通じてAI自動売買の使い方を学ぶ企画で、その先に「シンハピネスサロン」という参加型コミュニティが用意されている、という組み立てになっている。

サロンを主宰するフィアナは、案内ページ上のプロフィールで、シチリア生まれ・2018年(32歳)にEA(自動売買ツール)の開発を始め、2019年に会社を辞めて投資家に、2020年に離婚を機にマインドコーチとして活動を始め、2021年に「ハピネスサロン」を主宰、2023年には著書「5年で2億の資産を築いたカリスマ女性トレーダーが語る誰でもわかるFX入門書」を出版した、という経歴を自ら語っている。

ここで押さえておきたいのは、これはあくまでフィアナ側・PL Maria合同会社側が自分で発信しているプロフィールだという点だ。 タダシが生年月日や離婚歴、著書の実売部数などを第三者として検証した事実ではない。

経歴も実績も、本人の自己申告であることをまず前提に置いて、次に進みたい。

  • 2018年(32歳):EA(Expert Advisor=自動売買ツール)の開発を開始(自己申告)
  • 2021年(35歳):「ハピネスサロン」を主宰(自己申告)
  • 2023年(38歳):初の著書「5年で2億の資産を築いたカリスマ女性トレーダーが語る誰でもわかるFX入門書」を出版したと案内(自己申告)
  • 2023年:「ハピネスプロジェクト」を発足(自己申告)
フィアナのプロフィール年表。2018年にEAツールを開発し、2023年に「5年で2億」の著書を出版したと案内している
フィアナ側が案内するプロフィール年表。経歴・実績はいずれも本人・運営側の自己申告にとどまる。(画像:シンニホン再生プロジェクト案内ページより)

提供されている自動売買EA「ハピネスシリーズ」のラインナップ

案内ページには、フィアナが開発したとされるEA(自動売買システム)の一覧が並んでいる。 2017年7月の「ハピネス」を皮切りに、2018年7月「ハピネスプラス」、2021年11月「ハピネスゴールド」など、通貨ペアやリスク度を変えたシリーズが続いている。

各EAには「難易度」を示す星マークや、「初心者向けのバランス型」「月利25%程度と満足いくものでかつリスクを最小限に抑えた珠玉の一品」といった紹介文が添えられている。 ページには「これらのEAから得られた収益の一部を各所へ寄付しています」という記載もある。

月利25%という数字も、寄付をしているという説明も、EAの提供者側が自ら発信している案内にすぎない。 実際の運用成績や寄付の実績を裏付ける第三者機関の検証資料は、タダシが確認した範囲では見当たらなかった。

広告の言葉だけで判断するのは早い、というのがタダシの率直な感覚だ。 次は、この案内を出している運営会社が公的にどう扱われているかを、順番に確かめていこう。

フィアナが開発したとされるEAの一覧。ハピネスからハピネスゴールドまで並んでいる
案内ページに掲載されたEAシリーズ。運用成績や「収益の一部を寄付」という記載は、いずれも提供者側の自己申告。(画像:シンニホン再生プロジェクト案内ページより)

運営会社PL Maria合同会社を法人番号で確かめる

ここで、いちばん確かめておきたい事実を見ていく。 タダシが国税庁の法人番号公表サイトで法人番号6010003032653を検索すると、「PL Maria合同会社」が該当した。 本店又は主たる事務所の所在地は「東京都中央区銀座1丁目12-4N&EBLD.7階」——シンハピネスサロンの特定商取引法の表記にある住所と一致する。

つまり、特商法表記の会社名・住所は実在し、法人番号公表サイトでも確認できた。 ここまでは、タダシの手でも裏が取れた事実だ。

ただし、ここで見過ごせない記録がある。 同じ法人番号公表サイトの変更履歴を見ると、2024年8月13日(令和6年8月13日)付で「商号又は名称の変更」と「本店又は主たる事務所の所在地の変更」が同時に行われている。 変更前の旧情報として記載されているのは「オールワンズライフ」「all one's life合同会社」という商号、旧所在地は「東京都中央区銀座1丁目22-11銀座大竹ビジデンス2F」だった。

法人番号の指定年月日は2020年7月21日。 つまりこの法人自体は2020年から存在しているが、「PL Maria合同会社」を名乗るようになったのは2024年8月以降、ということが公的記録から読み取れる。 社名変更そのものは合法な手続きであり、それ自体が違法という話ではない。 ただ、以前どんな屋号で事業をしていたのかは、申し込む前に知っておいて損はない情報だと思う。

なお、特定商取引法の表記には代表者として「服部ひろみ」という名前が記載されているが、法人番号公表サイトが公表する項目に代表者名は含まれていないため、この氏名そのものを国税庁のデータで裏取りすることはタダシにはできなかった。 ここは、あなた自身でも確認できないポイントとして正直に書いておく。

  • 法人番号:6010003032653(国税庁法人番号公表サイトで確認)
  • 現商号:PL Maria合同会社
  • 現所在地:東京都中央区銀座1丁目12-4N&EBLD.7階(特商法表記と一致)
  • 社名変更:2024年8月13日、「all one's life合同会社」から「PL Maria合同会社」へ変更
  • 法人番号指定日:2020年7月21日
シンハピネスサロンの特定商取引法に基づく表記。販売者PL Maria合同会社、代表服部ひろみ、所在地は東京都中央区銀座と記載されている
シンハピネスサロンの特定商取引法に基づく表記。販売者はPL Maria合同会社、代表者は服部ひろみ氏と記載されている。(画像:シンハピネスサロン特定商取引法表記より)

料金は10万円〜100万円までのコース制

サロンの参加費用は、案内ページによると複数コースに分かれている。 確認できた範囲では、4ヶ月コース40万円、5ヶ月コース50万円、6ヶ月コース60万円、さらに「スペシャル」を冠したコースでは3ヶ月70万円、4ヶ月80万円、5ヶ月90万円、6ヶ月コースは100万円まで用意されている。

コース名や月数に応じて金額が段階的に上がっていく設計で、いちばん高いコースは月あたり16万円強という計算になる。 「参加者全員に毎月10万円の安定収入」という広告の文言と、この参加費用を並べて見比べておきたい。

コース説明のページ自体には、料金以外の細かい違い(サポート内容の差など)についての詳しい記載は、タダシが確認した範囲では見当たらなかった。 何が上位コースに含まれるのか、申し込む前に問い合わせて確認しておいた方がいいと思う。

シンハピネスサロンのコース案内。4ヶ月コース40万円からスペシャル6ヶ月コース100万円まで並んでいる
シンハピネスサロンのコース案内。参加費用は10万円台から**100万円**まで幅がある。(画像:シンハピネスサロン案内ページより)

返金条件を確認する

特定商取引法の表記には、返金に関する条件も書かれている。 「不良品」の定義として、契約期間内にしっかりと自動売買ソフトを稼働させ、アドバイスにも従ったにもかかわらず1円も利益を出せなかった場合に限り、システムの不良を認めて返金する、とされている。 条件としてはこれに加えて「証拠金10万円以上で運用した場合に限る」という要件も付いている。

ここで必ず確認しておきたい一文がある。 「投資額に関しては返金対象外となります。 あくまでもサロン参加費用のみとなります」——つまり、投資に回した資金そのものは、いかなる理由でも返金の対象にならない、という条件だ。 返金があり得るとしても、それはサロンの参加費用の範囲に限られる、と読み取れる。

もうひとつ、確認しておきたい点がある。 この返金規定の中で、対象となる自動売買ソフトの名称として「クイーンオブハピネス」という表記が使われている。 案内ページのEA一覧で紹介されていた「ハピネス」「ハピネスプラス」「ハピネスゴールド」とは異なる名称であり、どのEAを指しているのか、タダシが読んだ限りでは判然としなかった。 契約書面の細部に食い違いがあるように見える点は、事実として書いておく。

なお、投資系サロンのような役務は、エステや語学教室のように法律で定められた「特定継続的役務提供」の対象(指定7役務)には、現行制度上そのまま当てはまるとは限らない。 クーリング・オフや中途解約の権利がどこまで及ぶのかは、契約書面を自分の目で確認しておきたい。

  • 返金の対象:自動売買ソフトの「システム不良」が認められた場合のみ
  • 返金の条件:指示に従って稼働させても1円も利益が出なかった/証拠金10万円以上での運用
  • 返金の範囲投資額そのものは返金対象外。返金があるとしてもサロン参加費用のみ
  • 返金方法:銀行振り込みのみ(弊社内調査完了後)
シンハピネスサロンの返金に関する特定商取引法の表記。不良品の場合のみ返金し、投資結果には返金しないと記載されている
特定商取引法表記に書かれた返金条件。返金対象はシステムの不良の場合に限られ、投資結果自体は返金対象外と明記されている。(画像:シンハピネスサロン特定商取引法表記より)

独自整理:投資系サロン・自動売買ツールを確認する3つの切り口

ここまでの内容を、タダシがいつも使っている3つの切り口に分けて整理しておく。 この3つの切り口は、シンハピネスサロン以外の案件を確かめるときにも、あなたがそのまま使えるフレームだ。

ひとつ目は発信の中身。 「毎月10万円の安定収入」「月利25%」といった数字や、フィアナの経歴・著書といった実績は、いずれも運営側が自ら発信している自己申告であり、第三者による検証は確認できなかった。

ふたつ目は運営会社・登録の実態。 PL Maria合同会社は法人番号公表サイトで実在を確認できたが、2024年8月に社名と所在地を変更した記録がある。 また、フィアナ・PL Maria合同会社が金融庁の無登録業者警告リストに掲載されているかを確認したところ、2026年7月26日時点では掲載を確認できなかった。 ただし、これは「登録を受けている」「適法である」ことを意味するものではない、という点は必ず押さえておきたい。

みっつ目は料金・返金条件。 参加費用は10万円から100万円までの幅があり、返金は「システム不良」の場合に限られ、投資した金額そのものは返金対象外と明記されている。

  • ①発信の中身:広告や案内ページで何をうたっているか(数字・経歴・実績は自己申告か)
  • ②運営会社・登録の実態:事業者は実在するか、社名変更の履歴はないか、必要な登録はあるか
  • ③料金・返金条件:参加費用の総額と、返金の対象・範囲がどこまでか

まとめ:3つに分けて見る

ここまでの内容を、株選びナビの判断フレームに沿って整理する。 「発信の中身・運営会社の実態・料金と返金条件」の3つに分けて見ると、わかりやすい。

ひとつ目については、「毎月10万円の安定収入」「年収1000万円のステージへ」という広告文言、フィアナの経歴や著書、EAの運用成績はいずれも運営側の自己申告で、第三者による検証は確認できなかった。

ふたつ目については、運営会社PL Maria合同会社の実在は国税庁の法人番号公表サイトで確認できたが、2024年8月に社名と所在地を同時に変更した記録があった。 金融庁の無登録業者警告リストへの掲載は確認できなかったが、これは登録済み・適法であることの証明にはならない。

みっつ目については、参加費用は10万円から100万円までの幅があり、返金対象は「システムの不良」の場合に限られ、投資額そのものは返金対象外と明記されていた。

怪しい投資・副業案件全般に共通する確認ポイントは、怪しい投資・副業案件に共通する3つのサインでも整理している。 あわせて確認しておきたい。

答えはたぶん、すでに公開情報の中にある。 タダシと一緒に確かめてみよう。

  • ①発信の中身:数字・経歴・実績は自己申告か→すべて運営側の自己申告で第三者検証は確認できず
  • ②運営会社・登録の実態:PL Maria合同会社は実在するか、登録はあるか→実在は確認できたが2024年8月に社名変更の記録あり。無登録業者リストへの掲載は確認できず(適法性の証明にはならない)
  • ③料金・返金条件:参加費用と返金の範囲はどこまでか→10万円〜100万円のコース制。返金はシステム不良時のみで投資額は対象外

判断するときに押さえたいこと

シンハピネスサロン・シンニホン再生プロジェクトは、フィアナが自動売買EA「ハピネスシリーズ」の提供と運用アドバイスをうたう、10万円〜100万円のコース制サロンだった。 タダシが確認した範囲では、運営会社PL Maria合同会社は国税庁の法人番号公表サイトで実在を確認できたが、2024年8月に社名と所在地を同時に変更した記録(旧商号:all one's life合同会社)が残っている。 フィアナ・PL Maria合同会社が金融庁の無登録業者警告リストに掲載されているかも確認したが、2026年7月26日時点では掲載は確認できなかった。 ただし、これは登録を受けている・適法であることを意味するものではない。 特定商取引法の表記では、返金の対象は自動売買ソフトの「システム不良」の場合に限られ、投資額そのものは返金対象外と明記されていた。 詐欺だと決めつけることも、安全だと言い切ることもタダシにはできない。 ただ、公開情報だけでもここまで確認できることがある以上、お金を入れる前に、この記事のチェック項目をあなた自身の手で確かめてみてほしい。 最終的に判断するのは、あなた自身。 ただ、その判断材料を増やすお手伝いだけは、タダシがします。

申し込む前の確認リスト
  • PL Maria合同会社が、国税庁の法人番号公表サイト(法人番号6010003032653)で実在確認できることを、自分でも確認したか
  • 2024年8月に社名変更(旧:all one's life合同会社)という記録を理解した上で、運営会社の実態を確認したか
  • フィアナ・PL Maria合同会社が金融庁の無登録業者警告リストに掲載されていないことは、登録済み・適法であることを意味しないと理解したか
  • 「1円も利益が出なかった場合のみ返金」「投資額そのものは返金対象外」という条件を、契約前に自分の目で読んだか
  • 「毎月10万円の安定収入」「年収1000万円」という数字を裏付ける、運営側以外の実績証明があるかどうかを確認したか
運営者 タダシ株選びナビ 運営者
タダシ
編集者から、読むときのひとこと

情報をひとつに絞らず、運営情報・料金・条件をそれぞれ確かめてみてください。判断に迷う点があれば、一緒に整理します。

出典・参考情報