「エヴァンハワイって、本当に大丈夫だったのかな……」「入れたお金は、返ってくるんだろうか」——もしあなたが今そう感じているなら、その"なんとなく不安"は、たいてい正しい。 本記事は、この案件を違法・詐欺と断定するものではない。 ただ、タダシの家族もSNS広告の「AI自動投資」を信じて30万円を入れ、出金できなくなった。 だから今日は、わかった事実だけを淡々と整理して、申し込みや返金を待つ前に確かめておきたい手順を一緒に見ていく。
「ハワイの不動産投資」「AI搭載のFX自動売買で月利50%」とうたう投資案件『エヴァンハワイ(合同会社EVANHAWAII、表記ゆれ『エバハワイ』)』について、会社の実在・登録の有無・返金や出金の現状を、金融庁や国税庁などの公開情報をもとに整理する。 詐欺と断定するのではなく、申し込みや返金を待つ前に自分で確認できるポイントをまとめた。
この記事の目次
エヴァンハワイ(合同会社EVANHAWAII)とはどんな案件か
まず、この案件がどんなものとして語られていたのかを整理する。 エヴァンハワイは、ハワイでの不動産投資や海外での資産運用を掲げ、なかでも「最先端のAIを搭載したFX(外国為替証拠金取引)の自動売買システム」を前面に出していたとされる案件だ。 検索すると「エバハワイ」という表記も出てくるが、これは単純な表記ゆれで、同じ合同会社EVANHAWAIIを指していると考えてよさそうだ。
ここで、伝聞と確認できた事実を分けておきたい。 「AI搭載の高精度トレードで月利50%以上」といった触れ込みは、あくまで勧誘側が掲げていたとされる主張だ。 タダシはそれを推奨しないし、根拠も確認できていない。 月利50%という数字は、現実の投資の世界ではまず考えられない高さで、それ自体が立ち止まる理由になる。
止めもしないし、押しもしない。 ただ、お金を入れる前(あるいは返金を待つ今)に、運営元・登録の有無・お金の動きの3つだけは一緒に確かめておきたい。
- 「ハワイ不動産+AIのFX自動売買」という2つの魅力を組み合わせた触れ込みだったとされる
- 「月利50%」は勧誘側の主張であって、確認された実績ではないと切り分ける
- 「エヴァンハワイ」「エバハワイ」はどちらも同じ合同会社EVANHAWAIIを指すとみられる
会社は実在するのか——法人番号で「今の名義」まで辿る
怪しいと感じたとき、タダシがまず開くのが国税庁の法人番号公表サイトだ。 会社名や法人番号を入れるだけで、誰でも無料で「その会社が登記上いつ・どこに存在するか」を確認できる。
ここで確認できた事実を整理する。 「合同会社EVAN HAWAII」は法人番号4020003017481で登記されており、2020年3月に新規登録、その後に所在地が東京都港区へ変更されている。 そして注目したいのが、2023年5月にこの法人が『合同会社GBT』へ商号(会社名)を変更しているという記録だ。 つまり「EVAN HAWAII」という名義は、登記上はすでに別の名前に変わっている。
会社が実在し、商号変更まで記録に残っていること自体は、公的記録で確認できた事実だ。 一方で、外部のサイトでは関連人物や別会社の名前も取り沙汰されているが、登記上の役員などはこの公開情報の範囲では確認できなかった。 ここまでしかわからなかった、というのが正直なところだ。 会社名が変わっている案件では、今どの名義で・誰が・何を案内しているのかを、契約書やフォームの表記で確かめておきたい。
- 法人番号公表サイトで会社の実在・所在地・名称変更の履歴を無料で確認できる
- 「合同会社EVAN HAWAII」は2023年5月に『合同会社GBT』へ商号変更されている
- 今やり取りしている相手が、どの名義の会社なのかを書面で確かめておく
次に確かめたいのは「登録の有無」——金融商品取引業の登録
日本国内で、他人からお金を集めてFXなどの運用を行ったり、自動売買システムの販売に継続的な助言が伴ったりする場合、金融商品取引法上の登録(ざっくり言うと「お金の運用や助言を仕事にするための国の許可」)が必要になることがある。 金融庁も、日本の居住者を相手にFX取引などを行う者は「日本の法令に基づき、登録を受ける必要があります」と明記している。
では、エヴァンハワイ(合同会社EVANHAWAII/現・合同会社GBT)はその登録を受けているのか。 タダシが金融庁の「免許・許可・登録等を受けている事業者一覧」を確認した範囲では、本記事の執筆時点(2026年6月)で該当する名称は見つからなかった。
登録一覧に運営元の名前があるかどうか——これは、あなた自身でも確認しておきたい一点だ。 もし他人の資金を集めて運用していたのに登録がないとすれば、それは法律上ふつうではない、ということになる。
- 他人の資金の運用や、助言が伴うツール販売には登録が必要になり得る
- 金融庁の登録業者一覧に運営元(現名義含む)の名前があるかを自分で確認する
- 登録なしで資金を集めて運用していれば、法律上ふつうではない

金融庁の無登録業者リストに名前はあるか(載っていない=安全ではない)
金融庁は、無登録で金融商品取引業を行っているとして警告書を出した業者の名称を公表している。 タダシがこのリストを確認した範囲では、「EVAN HAWAII」「エヴァンハワイ」「合同会社GBT」に該当する名称は、本記事の執筆時点では見つからなかった。
ただ、ここで大事な前提がある。 金融庁はこのリストについて「掲載されていない者でも、無登録営業に該当する行為を行っていることがあり得ますのでご注意ください」と注記している。 リストは警告書を出した業者だけが対象で、載っていないことは"安全の証明"にはならないのだ。
だから「リストに無いから大丈夫」とは考えない。 前の項目で見た登録一覧(載っているべき側)に名前があるか、をこそ確認したい。 リストに無いことと、安全であることは別の話だと、ここだけは覚えておきたい。
- 金融庁の無登録業者リストに該当名称は執筆時点で見当たらなかった
- 金融庁自身が「掲載がなくても無登録営業はあり得る」と注記している
- 確認すべきは『載るべき登録一覧』に名前があるかどうか

「高リスク」とされる理由と、返金・出金の現状
すでに出資した人にとって、一番気がかりなのは「お金は返ってくるのか」だと思う。 エヴァンハワイ側は返金フォームを設けて返金対応の意思を示しているとされる一方、SNS上には「手続きしたのに振り込まれない」「連絡が途絶えがちだ」という声と、「時間はかかったが返金された」という少数の声が混在しているとされる。 これらは個人の投稿に基づく伝聞で、当サイトで一件ずつ裏は取れていない。
ここで参考になるのが、金融庁の「無登録業者との取引は高リスク」という説明だ。 金融庁は、無登録業者との取引では「出金の拒否や法外な出金手数料を請求されたり」「これまで連絡が取れていたのに急に連絡が取れなくなる」といったトラブルの声が多く寄せられている、と公式に注意喚起している。
エヴァンハワイがこれに当てはまると断定するつもりはない。 ただ、返金を待つ間も、いつ・誰に・いくら払ったかがわかる記録(フォームの控え・振込明細・やり取り)は、相手がページを閉じる前に保存しておきたい。 トラブル時に公的なルールで守られにくいのが無登録取引の弱点だからだ。
- 返金フォームの設置など対応の意思は示されているとされるが、進捗には個人差があるとされる
- 金融庁は無登録業者で「出金拒否」「連絡途絶」が多いと公式に注意喚起している
- 返金を待つ間も、支払い・やり取りの記録を消される前に必ず保存しておく

「ポンジスキーム」「自転車操業」と指摘される手口とは
検証サイトなどでは、この案件に「ポンジスキームではないか」という指摘も見られる。 ポンジスキームとは、ざっくり言うと実際にはほとんど運用せず、新しい出資者から集めたお金を古い出資者への配当に回して、うまくいっているように見せる手口のことだ。 これはあくまで外部からの指摘であって、当サイトや公的機関が当案件をそう認定したわけではない。
金融庁も「ポンジスキーム」という言葉こそ使っていないが、相談事例として「FX取引を使ったファンド。 実際は運用せず自転車操業」というケースや、「当初は配当があり払戻しもできたが、しばらくすると突然サービスが停止し、払戻しができなくなった」というパターンを注意喚起している。
つまり、約束された利回りが現実離れして高い、運用の中身が外から確認できない、新規勧誘に重点が置かれている——こうした特徴は、立ち止まって確かめたいサインだ。 日本証券業協会も投資詐欺の手口を解説しているので、自分の案件と照らし合わせてみるといい。
- 「ポンジスキーム=新規出資金を古い出資者の配当に回す手口」は外部の指摘
- 金融庁は『実際は運用せず自転車操業』『突然払戻し不可』のパターンを注意喚起
- 高すぎる利回り・運用の不透明さ・新規勧誘偏重は立ち止まるサイン

SNS入口の投資勧誘トラブルは公的機関も注意喚起している——相談窓口も
エヴァンハワイ固有の話を一度離れて、同じ構図のトラブルが社会全体でどれだけ起きているかを見ておきたい。 国民生活センターは2024年5月、SNSをきっかけに著名人を名乗る・つながりがあるなどと勧誘される金融商品トラブルが急増していると公表した。 相談件数は2021年度52件→2022年度170件→2023年度1,629件と、2年で急増している。
警察庁の統計でも、SNS型投資詐欺の認知件数・被害額は前年から大きく増えており(令和7年・暫定値で被害額は1,000億円超とされる)、金融庁も「いったん振込してしまうと、被害回復が困難です!」と呼びかけている。 SNS広告→LINE誘導→高額勧誘という流れは、まさに今あなたが接した案件の構図と重なるかもしれない。
もし不安が続くなら、一人で抱え込まないでほしい。 クレジットカードで支払った場合は割賦販売法の「支払停止の抗弁」という仕組みを相談できることがあるし、判断に迷うときは消費者ホットライン(188)や最寄りの消費生活センターに相談できる。 不安を感じて確認するのは、慎重すぎる行動ではない。
- SNS入口の投資勧誘トラブルは相談が2年で急増したと国民生活センターが公表
- 「いったん振り込むと被害回復が困難」と金融庁・警察庁が繰り返し注意喚起
- 迷ったらカード会社(支払停止の抗弁)や消費者ホットライン188に相談する

判断するときに押さえたいこと
エヴァンハワイ(合同会社EVANHAWAII)について、本記事の執筆時点で公的機関による処分や金融庁の無登録業者リストへの掲載は確認できなかった。 一方で、会社が2023年に『合同会社GBT』へ商号変更していること、運営元の金融商品取引業の登録が公開情報では確認できないこと、SNS入口の投資勧誘は被害回復が難しいと公的機関が繰り返し注意喚起していることは、申し込みや返金を待つ前に押さえておきたい確認ポイントだ。 ここまでのチェック項目を、あなた自身の手で埋めてみてほしい。 ✓が埋まらない欄が多いほど、立ち止まる理由は増えていく。 最終的に判断するのは、あなた自身。 ただ、その判断材料を増やすお手伝いだけは、タダシがします。
- 国税庁の法人番号公表サイトで会社名・商号変更の有無(合同会社GBTへの変更)を確認した
- 金融庁の登録業者一覧に運営元(現名義含む)の名前があるかを確認した
- 「無登録リストに無い=安全」ではないことを理解した
- 返金フォームの控え・振込明細・やり取りなど、支払いの記録を保存した
- 迷ったらカード会社(支払停止の抗弁)や消費者ホットライン188に相談できると理解した
出典・参考情報
- 国税庁 法人番号公表サイト(法人番号 4020003017481) ↗
- 金融庁「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について」 ↗
- 金融庁「免許・許可・登録等を受けている事業者一覧」 ↗
- 金融庁「無登録業者との取引は要注意!! ~無登録業者との取引は高リスク~」 ↗
- 金融庁「いわゆるファンド形態での販売・勧誘等業務について」 ↗
- 金融庁「SNS・マッチングアプリ等で知り合った者や著名人を騙る者からの投資勧誘等にご注意ください!」 ↗
- 国民生活センター「SNSをきっかけとして、著名人を名乗る、つながりがあるなどと勧誘される金融商品・サービスの消費者トラブルが急増」(2024年5月29日) ↗
- 警察庁「令和7年における特殊詐欺及びSNS型投資・ロマンス詐欺の認知・検挙状況等について(暫定値)」 ↗
- e-Gov法令検索「割賦販売法」(支払停止の抗弁) ↗

タダシ
情報をひとつに絞らず、運営情報・料金・条件をそれぞれ確かめてみてください。判断に迷う点があれば、一緒に整理します。