「AIが自動で運用して月50万円」——そんなLINEグループに案内されて、ここを開いたのかもしれない。 結論から言う。 AIという言葉だけでは、その投資が安全かどうかも、儲かるかどうかも判断できない。 大事なのは、AIかどうかではなく、その裏に誰がいて、お金がどこへ流れるかだ。 タダシの家族も、SNS広告の「AI自動投資」を信じて30万円を入れ、出金できなくなった。 だから、止めるでも押すでもなく、申し込む前に一緒に確かめておきたいことがある。
「AI自動投資で月◯万円」とSNS広告やLINEグループで案内される投資について、申し込む前に公開情報だけで確かめられる確認ポイントを、運営者・勧誘の中身・お金の流れの3つに分けて整理する。
この記事の目次
まず、3つに分けて確かめる
AI自動投資という言葉に、安全性や収益性の保証は何も含まれていない。 だから「AIだから大丈夫」ではなく、中身を分けて見ていく。
確かめる切り口は、シンプルに3つでいい。 順番に追っていこう。
- ① 運営者——金融庁に登録された業者か(誰が運用するのか)
- ② 勧誘の中身——断定や元本保証が使われていないか(何を約束しているのか)
- ③ お金の流れ——入金先と出金条件が説明されているか(出せるお金か)

① 運営者——金融庁の登録があるか確かめる
日本に住む人へ向けて株やFX、暗号資産の取引を扱う業者は、金融庁への登録が必要だ。 金融庁も「登録を受けずに金融商品取引業を行うことは違法」と明記している(無登録業者との取引は高リスク)。
登録があるかは、誰でも自分で確認できる。 2026年1月から金融庁の金融事業者一括検索が使えるようになり、会社名や登録番号で調べられる。 逆に、無登録業者として警告を受けた業者の名称も公表されている。
運営会社名が広告・LP・LINE・決済ページでバラバラだったり、そもそも会社名が出てこない場合は、登録を調べる以前の問題だ。 ここで一度、立ち止まりたい。

② 勧誘の中身——「断定」と「元本保証」が出ていないか
金融商品取引法第38条は、ざっくり言うと「嘘を告げること」と「必ず儲かるといった断定的な判断を示して勧誘すること」を禁じている(e-Gov法令検索・金融商品取引法)。
金融庁も、「上場確実です、必ず儲かります、元本も保証します」といった言葉を詐欺的な投資勧誘の典型例として挙げている。 LINEで同じような言葉が出てきたら、それは安心材料ではなく、むしろ確認のサインだ。
利益が出ている画面のスクショも同じだ。 期間・元本・手数料・損したときの扱いが説明されていなければ、再現できるかは判断できない。 強い言葉と、契約の条件は、分けて読む。

③ お金の流れ——入金先と出金は説明されているか
最後はお金の出入りだ。 どの口座やウォレットに、いくら入れるのか。 そして、出すときの条件と手数料が、入る前にわかるか。
金融庁は、無登録業者とのトラブルとして「出金の拒否や法外な出金手数料の請求」「急に連絡が取れなくなる」を挙げている。 出金しようとした途端に「税金」「保証金」を先に払えと言われるのは、よくある流れだ。
お金を入れる前に、出すときの条件を確かめる。 順番を逆にしないことが、自分を守る一線になる。

数字で見る——SNS型投資詐欺はいま何が起きているか
「自分は大丈夫」と思うかもしれない。 でも、これは特別な人だけの話ではない。
警察庁によると、令和6年(2024年)のSNS型投資・ロマンス詐欺は認知件数1万237件、被害額は約1,272億円にのぼる。 被害者は40〜60代が多く、1件あたりの平均被害額は1,200万円を超えている。
金額の大きさより、「ふつうの人が、ふつうに巻き込まれている」という事実のほうを覚えておきたい。

タダシの確認手順——お金を入れる前の5ステップ
迷ったら、この順番で確かめてみてほしい。 1つでも引っかかったら、それは立ち止まる理由になる。
- ① 運営会社名を、広告・LP・LINE・決済ページで見比べる(同じ名前か)
- ② その会社名・登録番号を金融事業者一括検索で調べる(登録があるか)
- ③ 無登録業者の警告リストに名前がないか確認する
- ④ 「必ず」「元本保証」など断定的な言葉が使われていないか見る
- ⑤ 出金条件・手数料・連絡先が、入金前に確認できるか確かめる
それでも不安が残るときは
ここまで確かめても判断がつかないときは、無理に一人で決めなくていい。 案件名・URL・勧誘文のスクショを手元にそろえて、もう一度ゆっくり見直してみよう。
記事で判断できたなら、それがいちばんいい。 どうしても迷うときだけ、タダシのLINEに送ってくれれば、確認しておきたいポイントを一緒に整理する。
判断するときに押さえたいこと
AI自動投資という言葉そのものに、良し悪しはない。 問題は、その裏に登録された運営者がいるか、断定的な勧誘になっていないか、お金をちゃんと出せるか——この3つだ。 詐欺だと決めつけるつもりはない。 ただ、タダシの家族のように「気づけなかった」と自分を責める人を、もう一人も増やしたくない。 ここまでのチェック項目を、あなた自身の手で埋めてみてほしい。 ✓が埋まらない欄が多いほど、立ち止まる理由は増えていく。 最終的に判断するのは、あなた自身。 ただ、その判断材料を増やすお手伝いだけは、タダシがします。
- 運営会社名が広告・LP・LINE・決済ページで一致している
- 運営会社が金融庁の金融事業者一括検索で登録を確認できる
- 無登録業者の警告リストに名前がない
- 「必ず儲かる」「元本保証」などの断定的な表現がない
- 出金条件・手数料が入金前に確認できる
- LINE以外の連絡先(会社の電話・住所)が公開されている
タダシ
情報をひとつに絞らず、運営情報・料金・条件をそれぞれ確かめてみてください。判断に迷う点があれば、一緒に整理します。